今日、客が僕に向かって放った衝撃の一言。コレってちょっとしたカスハラなんじゃ・・・?
こんにちは!ナイーヴです。
当たり前のことだけれども、世の中には様々な人間がいる。
20代で仕事についてから今まで、接客業しかしたことがなかった。
その約20年間の仕事人生では、実に様々な人間が僕の前に現れた。
客として、同僚として、上司として。
理屈っぽい人もいれば、無愛想で一言も発しない人もいる。
愛想が良くて「ありがとう!」とお礼を言ってくれるお客さんだっている。
そのようなお客さんがいるからこそ接客業を続けることができた。
だが、接客で今日ほど衝撃を受けたことはなかった。
僕の経験値が少なかったのか・・・?
いや、そんなことはないはずだ。
だって893系の人の接客だってしたことがあるんだから。
僕は今日、自分の持ち場である食料品コーナーで、(一応)業務に勤しんでいた。
すると、ブツブツと独り言を呟きながら、恰幅の良い60代後半くらいの男性がやってきた。
「なーんかイヤだな・・・。」と直感で感じた。
「絶対このオッサン話しかけてくるぞ。」と確信した。
接客業を20年も続けていると、そのような勘が働くようになってきているのだと思う。
「この人なんかクレームをつけてきそうだな・・・。」とか。
で、案の定、その男は僕を呼んできた。
「にいちゃーん!」と。
関西以外で働いたことがないから他の地域のことは分からない。
お客さんが店員を呼ぶ時はどんな風に呼ぶのか。
だが関西って大抵こうだ。特に高齢の男性。
「スミマセン。」とか「ちょっと聞きたいんですけど。」とかはほとんどない。
ついでに言うと、敬語で話しかけられることもほとんどない。
「○○ってどこにあるん?」と、こんな感じだ。
別に今さらなんとも思わないけど。
で、僕は呼ばれたので「ハイ!」ととても良い返事をして、その男の側へと駆け寄った。
そして、次の言葉を待った。
でも、何も言葉を発しない。
その男が、ポカリスウェット(900ml)をジッと見つめている。
僕は、
「ポカリスウェット900ml(のことについてお尋ね)ですか?」と話しかけた。
店員たるもの、フツーはそのように接客を開始するだろう。
だが、その男の次の言葉が衝撃的だった。
「ちゃう(違う)!
ワシの目の動きを読め!」
(は?アナタの目の動き・・・?)
(読め・・・?だと・・・?)
男は「ポカリスウェット900ml」を見ていたのではなく、その隣の「ポカリスウェット1.5ℓ」を見ていたのだ。
(ワタクシは何かの修行をさせられているのですか・・・?)
(アナタはワタクシの師匠か何かですか・・・?)
【その後のやりとり】
(男)「このケースは何本入りや?」
(ナ)「8本入りです。」
(男)「それやったら1ケースやったら、全部で何リットルや?」
(ナ)「・・・?」
(1.5ℓ✖️8本のこと?)←(暗算が苦手)
(男)「15ℓやろが!(怒声)」
(ナ)「そうですね・・・。(←テキトー)」
そして結局、男はポカリスウェットではなく、アクエリアスをカートに積んでレジへと向かって行った。
しかも、1.5ℓ✖️8は15ℓではなく、12ℓなんだが・・・。
その後、休憩の時に他の売り場の人たちが、常連の厄介な客について話していたので聞き耳を立てた。
そしてコソッと話に加わった。
話によると、その男は案の定、要注意人物として有名な人だった。
今日も、他の店員が姿を見かけた時から、店の各部署(売り場)に注意令が発令されていたらしい。
そんなの聞いてないよ〜。
今度からは教えて・・・(バックルームに避難するから)。
でも、よくよく思い出して見ると、以前にも僕は、この男の接客をしたことがあったように思う。
その時は、「会話の途中に声を荒げるヘンなオッサン」という認識をした。
そして、忘却の彼方に消え去っていた。
ホント、何なんだろうね・・・。
コレって、ちょっとしたカスハラ(カスタマーハラスメント)なんじゃ・・・?
色んな人がいるね・・・。
それでは!