【日記】母の手術とコロナ禍の病院事情。
こんにちは!ナイーヴです。
先日、母親が手術をしました。
所要時間が約8時間という大きな手術だった。
過去に、家族の者が手術をしたという経験がなかった。
なので、いろいろと想像していた感じとは違っていた。
最近は新型コロナウィルスが流行していることも関係している。
病院では一切母に会うことはできなかった。
新型コロナウィルスの感染防止のため、入院してからはまったく母親には会うことができなかった。
入院当日はクルマで病院まで送って行ったんだけど、僕は病室まで行くことができなかった。
なので、ロビーでお別れすることとなった。
荷物も結構あるし、病室まで持って行ってあげたかったんだけど。
もし、万が一入院されてる他の患者さんに感染させてしまったら大変なので、こればかりは仕方がないことだな。
渡したいモノがあっても一切面会はダメ。
すべて看護師さんを通してのやりとりとなった。
手術当日も面会することはできなかった。
朝の8時半に病院に着いたんだけど、病院の方から、
「終わりましたら携帯電話に連絡します。」
と言われた。
手術前に本人に会って、
「ガンバってね!
手術室の前で待ってるからね!」
みたいなのを想像していたんだけど、全然違った。
手術のあいだの待機場所も、手術室の前の長椅子みたいなところを想像していた。
手術室の扉の上の「手術中」と書かれた赤い表示を見ながら過ごすものだと思ってた。
けれども実際は、1階のロビーだったり、外来の患者さんが行き交う廊下にある長椅子で8時間を過ごすことになった。
8時間という長丁場。
どうやって過ごそうかと思い、カバンの中に本を3冊も詰め込んで来ていた。
その3冊の本に加えて、3DSの「ドラクエ」を持参しようかと思っていたんだけど・・・。
持っていかなくて正解だった。
そんな人通りの多いところで待つことになるとは思わなかったからさ。
この歳で外出先で3DSをプレイするのには少し勇気がいる。
で、待ってるあいだの8時間なんだけど。
最初は、
「待ってるあいだって長く感じるんだろうなー。」
と思ってた。
でも、全然大丈夫だった。
余裕で待っていられた。
モチロン、持参していた本を読んだりもしてたんだけど、廊下の隅っこの角の部分を見つめたり、天井のシミを見たりして過ごしてた。
「さすが俺!
時間をムダに使うことに関しては天才的だな!」
と変なところに感心した。
それにしても、今回の手術を担当してくださった手術スタッフの方々。
8時間もの長時間、大変だっただろうと思う。
本当に感謝しています。
スゴイ仕事だわ・・・。
尊敬しかない・・・。
実際にこういう場面に遭遇してみないと分からないもんなんだよなぁ。
それに引き換え、いかに自分が毎日をのほほんと過ごしているか!
「喝!俺。」
さて、手術が終了。
(以下、僕の想像では・・・)
「手術中」の表示が消え、手術室から出てくる主治医の先生。
(ナ)「先生!母の様子は・・・。」
(先)「大丈夫ですよ。手術は成功しました。今は落ち着いていますよ。」
(ナ)「はぁ〜。よかった・・・。先生、ありがとうございます。」
ということもまったくなく。
携帯電話に、
「手術終わりましたよ。」
という連絡があった。
その後、小部屋で少し話を聞き、僕はそのまま帰宅した。
今回の母の入院を通して思ったこと。
まぁ、今回このような経験をしてみて感じたことは、
「思った以上に厳重だったな。」
ということ。
少しくらいは会えるのではないかとタカをくくっていた。
けれどもそうだよね。
患者さんからしてみれば、命に関わることなんだから。
僕たち健康な者たちは、新型コロナウィルスを甘く見すぎているところがあるかもしれない。
最近は有名芸能人も感染しているし、恐怖心が少し薄らいできているというか・・・。
それにウイルスが発生してから、かれこれ1年以上経つけれど、
「多分感染はしてないだろうし、これからもこのままいけば大丈夫なんじゃないか?」
みたいに考えてしまっている自分がいる。
実際、何回かこの病院に足を運んできたけれど、防護服をきた医療従事者の方たちを幾度となく目にしてきた。
「PCR検査の結果が・・・。」
みたいな会話も耳にしてきた。
手術当日、廊下で待っているあいだも、防護服を着た医師に心臓マッサージをされながら、ストレッチャーで運ばれて行く患者さんを見た。
病院にまったく関係のないところで生活していると、周りに新型コロナに感染している人がいないからか(←多分)、あまり現実感がなかった。
けれども、新型コロナウィルスは確実に身近になってきている。
今までも外出を控える、手指の消毒、マスクの着用などは実行してきた。
でも、「とりあえず」的な気持ちがあったように思う。
少し真剣味が足りなかった。
だが、これからはもっと気を引き締めて感染防止に努めていこう。
母親は幸いにも期間限定の入院生活だけれど、退院の目処がたっていない患者さんにとっては、家族と面会ができないことは、とてもツライことだろうから。
それでは!