ナイーヴ通信

繊細で敏感すぎる男の日常や考えていること、好きな物について語るブログ。ゲームと書籍をこよなく愛す。ちなみに氷河期世代の非正規労働者。

中国人の接客をしたらなぜか叱責された。そして差別について少し考えた。

 

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こんにちは!ナイーヴです。

連日、新型コロナウィルスのニュースで持ちきりですね。

僕も家族からマスクの着用を厳命されている。

ただ、マスクを長時間つけていると息苦しいというだけでなく、必ずと言ってイイほど頭痛がしてくる。

なので、鼻だけを出して息継ぎをしたり、口元にマスクをずり下げたりして使用している。

全くマスクをつけている意味ないよね。

で、その話をした時に家族にこっぴどく説教された。

 

「あんた一人だけが感染するんやったらええけど、家族みんなに迷惑がかかるねんで!」と。

 

「・・・・・。」

ヒドイ・・・。

この言い方。

 

で、最近、お店で二人の中国人(らしき人)を接客した。

一人は、

「サケカス、ドウヤッテツカウ(酒粕、どうやって使う)?」

と聞いてきた。

数日後、もう一人は、

「ヌカヅケ、ツクリカタ、オシエテ(ヌカ漬け、作り方教えて)。」

と言ってきた。

僕は、食料品売り場で働いているんです。

二人ともカタコトの日本語だったんだけど、発音の仕方やアクセントから中国人だと思った。

 

で、そのことをまた家族に話したところ、

「え!。それでどうしたん?逃げへんかったん?」

と言われた。

 

なに?逃げる・・・?

どういうこと?

イヤ、フツーに考えて、中国人に話しかけられて逃げるなんておかしいでしょ。

それも小売店の店員が。

そして、また

「あんたが感染したら、家族みんなにウツルねんで!もっと意識せな!」とのこと。

 

ちょっと冷静になってください。

そして、その言い方ヒドすぎませんか?

親しき中にも礼儀ありという意識のカケラもない我が母親。

 

そして、話はかわるけど、街中で女装をした人を見かけた。

クルマの中から見たんだけど、その時も母親がちょっとした差別的な発言をした。

それを聞いた小学1年生の姪っ子もその差別的発言に同調した。

女装をしている男性を見かけることはたまにある。

それを趣味でしているのか、それとも体の性と心の性が一致していないからなのかは、通りすがりの僕たちには知りようがない。

なので、簡単にそのような差別的発言をする母親には、少し嫌悪感を抱いた。

そのこと以外にも、母親は以前から、LGBTに対して差別的な発言をすることが多々あった。

その時、僕はその発言をヒドイと思い、何か注意らしきことを言おうかと思ったけど結局言わなかった。

どうしてあの時、何も言わなかったんだろう。

自分の中にもちょっとした差別的な意識があったんだろうか?

女装する男性をかばうようなことを言うことによって、自分も変わった人だと思われたくなかったから?

 

とにかく世の中、外側から見ただけで色々と意見を言ったり、批判をしたりする人が多すぎる。

例えば、親と同居しているだけで「親のスネをかじっている」とか。

親と一緒に住むにも色々と理由がある。

親の年金がなくて子供が養わないといけない、親の体が不自由だから家の用事をしてあげないといけないなど。

 

上にあげたように、「中国人だから新型コロナだ」、「女装しているから頭のおかしい人」といったこともそうだ。

もう、70年ほど生きてきた人の意識や考え方を変えるのはとてもムズカシイ。

そして、一度そうだと思い込んだ事柄や、固定観念を覆すこともだ。

せめて、「人のフリ見て我がフリなおせ」というように、自分はそういう風にならないようにしようとは思う。

ただ、気づかないところで自分も差別をしているかもしれない。

外側から見ただけで「きっとそうだ。」と思い込んでしまっていることがあるかもしれない。

 

と、こんなことを考えていました。