ナイーヴ通信

繊細で敏感すぎる男の日常や考えていること、好きな物について語るブログ。ゲームと書籍をこよなく愛す。ちなみに氷河期世代の非正規労働者。

人生に疲れた・ツライ・シンドイという人は哲学を少しでもかじってみることをオススメする。

こんにちは!ナイーヴです。

 

皆さんは、「哲学」に対してどんなイメージがありますか?

そして、哲学に興味がありますか?

 

若い頃は、哲学なんて全く興味がなかったし、ましてやどんな学問なのかも知らなかった。

アリストテレス」や「ソクラテス」、「ニーチェ」といった哲学者の名前くらいは聞いたことがあるけれど、何をして、どんな言葉を残した人なのかはもちろん知らなかったし、知ろうともしなかった。

 

そんな僕が、数年前から、哲学者と言われる人の著書などを読みだした。

多分、その頃も何かしら悩み事があって、ふとした時に読んだ言葉が心をラクにしてくれたことから、興味を持ちだしたのだろう。

 

そして、こう思った。

「もっと若い頃から哲学に触れておくべきだった」と。

哲学は「人生」を、「生きること」をラクにする学問なのだ。

 

哲学のイメージは、「難解」、「回りくどい」、「抽象的」といったところだろう。

確かに難解な言い回しはあるかもしれない。

でも、そこで意味を考え、自分の心に落とし込んでいく過程がなんだか楽しいのである。

そして、色々な哲学に関する本を読んだりして哲学に触れていると、だんだんと他の哲学者の書籍を読んでも、

「あっ、これはこういうことが言いたいんだな」ということが自然と分かるようになってくる。

そうはいっても、今はやさしく訳されていたり、研究者が分かりやすく解釈をしてくれている書籍もたくさんあるので、読んでいてチンプンカンプンだといったようなことはほぼないといっていいと思う。

 

僕が読んでよかったと思う書籍は、

「嫌われる勇気  岸見一郎・古賀史健著  ダイヤモンド社

である。

数年前から有名になったアルフレッド・アドラーの思想がよく分かる名著だ。

この本を読んでからは、人間関係がラクになった。

気持ちの持ちようが変わったからだ。

一度読んだ本をもう一度読み返すことなど絶対になかった僕が、今は2回読み返していて、これからも読み返すことになるだろうと思う。

 

そして今読んでいるのは、

「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業  荻野弘之著  ダイヤモンド社

である。

 

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この本は、漫画と原文、そして著者(荻野氏は上智大学文学部哲学科の教授である)の解釈で構成されているので、とにかく内容が分かりやすい。スッと頭に入ってくる。

なので、今まで哲学に触れたことのない人には本当にオススメできる。

書籍内で取り扱っている内容も、「病気や死」、「貧困」、「人間関係」など様々なので、今のそれぞれの状況において、胸に刺さる言葉がきっと見つかることと思う。

 

まだ半分しか読んでないけれど、半分読んだ時点で、今の自分の心を軽くしてくれるエピソードや言葉に出会えた。

 

この本は、読むのが遅い僕でも1日で読み終えることができるだろう。

早い人だと2時間くらいで読み終わると思う。

「読んでじっくりと意味を考え、心に落とし込む」というタイプの本ではない。

「なんだか気分が重い」「沈んでいる」「落ち込んでいる」といった時に、サラッと自分の気分に合った箇所を読んで気持ちをラクにする、そんな本だと思う。

この本も、これから先もパラパラとたまに読み返す本になるんだろうなと思う。

 

哲学に興味はあるが今まで触れたことがなかったという人や、人生がツライ、きついと思っている人にはすごくオススメの本だ。

ぜひ、読んで見てほしいと思います。

 

それでは!