ナイーヴ通信

繊細で敏感すぎる男の日常や考えていること、好きな物について語るブログ。ゲームと書籍をこよなく愛す。ちなみに氷河期世代の非正規労働者。

人間関係がしんどかった僕は、「アドラー心理学」を知ってからはだいぶん生きやすくなった

 こんにちは!ナイーヴです。

 

今日も1日の仕事が終わったわけだけれども、人間関係ってしんどいですよね・・・。

自分のことで精一杯なのに、いろんな人に振り回される・・・みたいな(汗)。

 

僕は、過去に何回か転職しているんだけど、どこの職場でも結構振り回されてた。

「良い人に思われたい」、「嫌われたくない」という思いが強かった。

だから、人から言われたことは、なんでも聞いてきたし、頼まれると断れなかった。

いつも、ニコニコして怒ることもなかった。

 

その結果、色々なことを言いつけられる、振り回される、というわけだ。

 

でも今は、振り回されることはあるけれど、以前に比べると、イッパイイッパイにはなっていないし、できなかったとしても、「しゃーないやん!こっちも忙しいんやから!」と開き直ることができるようになった。

 

こんな風に、心の持ちようを変えることができたのも、「アドラー心理学」を少し嗜んだからだど思う。

 

アドラー心理学」は、いまや知らない人はいないのではないかというほど、有名になった。

 

ちなみに聞いたことはあるけど、あまりよく知らないという方のために、サラッと説明をすると、

 

アドラー心理学」とは、オーストリア出身の精神科医、「アルフレッド・アドラー」が20世紀初頭に提唱した新しい心理学で、「フロイト」、「ユング」と並んで、「心理学の三大巨頭」と呼ばれている。

 

そして、「アドラー心理学」の書籍でベストセラーになったのは、

 「嫌われる勇気」ダイヤモンド社 岸見一郎・古賀史健 著)だ。

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超有名な本。この本は手元にずっとおいておきたい。

 

僕は、この本は2回程読み返していて、これから何度も読み返すだろう。

 

僕の性格は、本も1回読めば、どんなに面白かった本でも、2回目は読んだことはないし、ゲームでもクリアしてしまうと、2回目のプレイは絶対しない。

 

そんな僕が、この本を2回も読んだ。それはとても珍しいことだ。

それだけこの本には、胸に突き刺さる言葉が多かったんだ。

 

この本から学んだことはたくさんあるけれど、僕がもっとも心がけていることは、

承認欲求を手放す」ということ。

 

恥ずかしいことに僕は昔から、承認欲求がとても強かったと思う。

仕事でとても忙しかったり、大変だったりすると、

「こんなに大変なのに、誰も分かってくれない。」

「何も分かってないくせに、色々と言ってきて!」

と、こんなことをよく思っていた。

 

こういう思いは、今でもたまに心の中に湧き上がってくることはあるけれど、その時は、

「別に分かってもらえなくてもいいし、あの人(例えば上司)に分かってもらうためにしているんじゃなくて、お客さんのためにやっているんだから。」と思えるようになった。

 

また、以前の僕は人から嫌われるということに、耐えることができない人間だった。

人の顔色ばかりを窺っていた。

 

でも今は、人から嫌われても案外、平気になってきている(実際、人づてにある人が僕のことをよく思っていないと聞いた)。

 

この本の中で、アドラーはこう言っている。

 

他者と接するときにも、「この人は私に何を与えてくれるのか?」ばかりを考えている人がいるが、私は世界の中心に君臨しているのではない。

 

たしかに。

 

他にも、

もしもあなたが「他者の期待を満たすために生きているのではない」のだとしたら、他者もまた、「あなたの期待を満たすために生きているのではない」。

 

その通り。

 

今までは、相手が自分の思い通りの行動(例えば、こちらからあいさつをしたときに、あいさつを返してくれない、または不機嫌そうだ、など)をしてくれなかったときには凹んだりしていた。

 

でも、もうそんなことはどうでもいいやと思える。

 

最後に、この本の中で、ユダヤ教の教えについても触れられていたのだけど、とても印象深かったので、チラッと触れておくと、

 

10人の人間がいるとしたら、そのうちの1人はどんなことがあっても、あなたを批判するし、嫌ってくる。こちらもその人のことを好きにはなれない。10人のうちの2人は、互いに 全てを受け入れあえる親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ。

 このとき、あなたを嫌う1人に注目をするのか。それともあなたのことを好きな2人にフォーカスをあてるのか。人生の調和を欠いた人(このことに関しては省略します)は自分を嫌う1人だけを見て、世界を判断してしまう。

 

上記の教えは、「2:2:6の法則」という似たような説もある。

これは10人のうち2人はあなたに好意的、2人はあなたのことが嫌い、残りの6人はどちらでもない、というもの。

 

本当にそうだ。

今まで、自分にキツく接してくる人がいたらその人にばかり注目し、そのことばかり考えていた。

自分のことを好きでいてくれる人もいたのに、どうしてその人のことは、あまり考えなかったんだろう。

 

本当にアドラー心理学は、深い。2回読んだだけではまだ理解できていないところもあるけれど、心の琴線に触れまくりだ。

 

この「嫌われる勇気」という本は、僕の心の持ちようを変えてくれた。

そして、だいぶん生きやすくしてくれた。

 

また、近いうちに読み返すことになるだろうな。

 

ちなみに、続編の「幸せになる勇気」も読んだが、こちらはあまり印象には残っていない・・・。