これならイケる!「一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書」でもう一度世界史の勉強をしてみたよ。
こんにちは!ナイーヴです。
最近、「社会人の学び直し」という言葉をよく聞く。
書店でも、社会人向けの英語や歴史など、学び直しのための書籍が多数販売されている。
僕も学生時代は勉強が大嫌いだったんだけど、今はムショーに勉強がしたい。
そんな気持ちだ。
前から興味があって本を読んだりしていたのは哲学なんだけど、他にも世界史や日本史、地理などをもう一度勉強したいと思っている。
で、前から気になっていた世界史の本を買って、読んでみました。
それがこちら。
「一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書」(山﨑 圭一著 SBクリエイティブ)」
読んでみた感想は、
「『一度読んだら絶対に忘れない』はちょっと言い過ぎだけど、面白くてスラスラ読める。」
まずこの本の良い点は面白いというところ。
もう一度学び直したいと思って本を買っても、読みにくければ続かないし、ただ本を買っただけに終わりますよね。
けれどもこの本は文字数も少なく、平易な文章で書かれているので、必ず最後まで読み終わることができるハズ。
世界史を勉強するのは高校生の時以来だから、もう20年ほど前のことになる。
あの頃は本当に、世界史が嫌いでしょうがなかった。
なので、あの当時の世界史の教科書がどんなものだったかはあまりよく思い出せない。
ただ単に、
「〇〇年、ダレソレがナンタラ朝を立てた」
みたいなことが書かれてあって、その出来事に到達する過程が詳しく書かれていなかったように思う。
けれどもこの本は、なぜそういった出来事が起こったのか、その過程を記載することに重点が置かれているため、歴史を把握しやすい。
あと、この本の特徴としては、まず様々な地域を個別に学習するというところ。
大きく分けて、「ヨーロッパ」「中東」「インド」「中国」と4つの地域がある。
それらの地域をざっと「大航海時代」までを順番に個別に学習して、そこから先は世界全体を学習するといった感じだ。
なので、いろんな国を行ったり来たりすることで起こる混乱がない。
ヨーロッパのことが書かれていたのに、突然、
「一方、時代は少し遡って東方のオスマン帝国では・・・」みたいな感じで頻繁に時代や国を行き来していたら、頭が混乱するよね。
ただこの本の特徴として、年号が一切使われていないという点がある。
出来事が紀元前なのか、紀元後なのかもほぼ書かれていない。
これはあえてそのようにされているわけだけど、その出来事が大体いつくらいのことなのか、何世紀ごろのことなのかの記載は欲しかった。
とはいえ、歴史をこれほど分かりやすく、飽きさせることなく最後まで読ませることのできる本はなかなかないと思う。
20年前にイヤイヤ聞いていた歴史の用語を、とても懐かしく思い出しながらこの本を読んだ。
「ポエニ戦争」
「カノッサの屈辱」
「あ〜、あったあった。そんな用語。」
歴史の知識を持っていたって、実生活では役に立つことはないと思う。
歴史を勉強するより、語学やプログラミングの方が就職に役立つと思う。
でも、この本を読んでいる時間はとても楽しく過ごすことができた。
「人類って、太古の昔から戦ってばかりで、本当にしょーがないやっちゃ(しょうがない奴だ)。」
「中国の秦って、遅刻しただけで死罪!お、お前、そりゃやりすぎだろ・・・。」
と、様々なことを考えた。
この本は、大学受験の参考書とするには情報量が少ない。
なので、「歴史アレルギー」の学生や、僕みたいに歴史に関心を持ち出した社会人が学習するのに向いている本だろう。
そして、ムンディ先生(山﨑先生)の著書として、日本史版も販売されている。
「よし!今度は日本史版も読んでみよう。」
そう思えるほど、この本は良書だった。
そして、是非「一度読んだら忘れない 地理の教科書」も発売してください!
絶対買いますから!
それでは!
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