ナイーヴ通信

繊細で敏感すぎる男の日常や考えていること、好きな物について語るブログ。ゲームと書籍をこよなく愛す。ちなみに氷河期世代の非正規労働者。

第1回:哲学者「エピクテトス」の言葉は人生をラクにする。

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ダイヤモンド社「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業」

 こんにちは!ナイーヴです。

最近読み終えた本「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業」だけど、この本の中にはハッとする文章や、何度も読んで心に刻みつけたい文章がたくさんあった。

読み終えてからもパラパラと本をめくっては、気になるところを読んでいる。

1つのテーマごとに、マンガ、原文、解説と6ページくらいにまとめられているので、このような読み方に向いている。

なお、タイトルに「第1回」とつけたのは、また「エピクテトス」について書きたい、書くだろうと思ってのことである。

 

naive1208.hatenablog.com

 

日によって心に刺さる文章は違うんだけど、最近の僕にはこのような文章が心に響いている。

「何がやって来ようと、それから利益を受けることはできる」

僕は今の職場(店舗)に移動してきてからもう8ヶ月が経過した。

移動してきた当初は本当にイヤでイヤで仕方がなかった。

前の職場は和気あいあいとしていたし、多少の失敗は笑って許される、そんな職場だった。

ところが今の職場はとても厳しく、自分からしてみるとちょっとしたことに思えることでもとても厳しく叱責された。しかも何人にもである。

担当している部門が僕1人ということもあり、業務の手が回らない。しかも、要求されることは結構レベルが高い。

「同じ会社なのにこうも違うのか・・・。」

毎日毎日こう思っていた。

「前の職場に戻りたい。」

「戻れないなら辞めたい。」

「この職場で続くのだろうか。」と。

いい歳した男が情けないと思う。

良かれと思ってしたことにダメ出しを食らったり、仕事のアラ探しをされ、監視され、影では悪口を言われる。

本当にツラかった。

 

8ヶ月経過した今の状況

で、移動してきて8ヶ月経過した今の状況はというと、周囲の状況が以前よりは大分マシになってきたと思う。

今でも注意されることはあるし、苦手な人もいる。理不尽な出来事もあるし、正直シンドイ。

でも、「最大級に苦手で、仕事に行きたくない理由ナンバー1」だった人との関係性が3ヶ月くらい前から変化してきたのだ。

険悪なムードだったのが、笑顔で談笑をするくらいにまで変化し、ちょっとしたオヤツをくれるくらいにまでなった。

正直、どんな理由でこうなったかは分からないが、ツラかった時も僕はその人のグチは言わなかった。なんせ言う相手がいなかったからね。

でも、人って態度がすぐに変わるもんだから、この状況に安心して心を許すということはしないでおこうと思う。冷たいようだけれど。

 

結局このことからどんな利益を得たか?

僕にとってはこんなにイヤでイヤで仕方がなかった状況だけれども、そこから一体どんな利益を得たかということだ。

利益というと「何か得をした」みたいな感じだけど、結局は「何を学んだか」ということ。

 

まず、1つ目。仕事のレベルが少し上がったかも。

以前の職場では気にもしていなかったことが気になるようになり、きちんと気をつけるようになった。まだツッコミどころはあるかもしれないけど。

商品の陳列や売り場づくり、発注の仕方など、以前の職場でのやり方ではまだまだ不完全だったなぁと思う。

 

2つ目。メンタルが少し強くなったかな。

僕はいい歳をしてメンタルは弱かった。すぐに落ち込む。傷つく。凹む。悩む。

けれども色々な本を読んだり、読んだことを実践したりすることで、スパッと気持ちを切り替えたり、自分のことがキライな人がいても、「まっ、いっか。」と思えるようになった。傷ついたり凹んだりしても、回復までの時間は短くなったかもしれない。

そして悩んでも仕方がないこと(自分ではどうしようもないこと)は極力悩まないようになった。

 

3つ目。ブログを始めた。

今まではブログを始める気なんて全くなかった。

ブログを始めたからといって儲かるわけでもないし、時間ばっかりかかるし。

でも、こうして拙い文章ながらも書いてみると気持ちが整理されるし、書き終わったあとは達成感がすごいある。休みの日の午前中に1記事書き終えた時は、それだけでひと仕事終えたという気持ちになる。

僕は以前から何か打ち込めるものが欲しいと思っていた。

けれども、何もしたいことがなかったし、スポーツにもまったく興味がなかった。

そんな時、今の職場に移動になって、自分の心境を吐露する場所が欲しかったのと、イヤなことを一瞬でも忘れたいという思いからブログを始めた。

ブログはゲーム・読書と並んで、今の僕にとっては興味・関心のあるモノとなった。

これから先、また違うことに興味が沸いたらそっちをやるけど。

 

まとめ

ということで、「自分にとってはよくない出来事であってもそこから何を得たか」ということを、本を読んで考えてみた。

すごくいい感じにポジティブ思考になっているけれど、僕はなんでもかんでもポジティブに考えようという思考の持ち主ではない。

でも、哲学の本を読んでいると心が癒され、また頑張ってみようと思えるのも事実。

哲学者は皆、同じような内容のことを言っているんだけれど、その中でも読みやすいものやイラストがカワイイものでもいいから読んでみると、大分気持ちがラクになるよ。

オススメします。

それでは!