氷河期世代の僕、かつては公務員になりたかった。一連の「氷河期世代採用」発表について思うこと。
こんにちは!ナイーヴです。
最近、国や地方自治体が、相次いで氷河期世代の採用を行うと発表している。
11月の「宝塚市」の採用試験から始まって、たったの2ヶ月弱で、こんなにも世間の流れが変わっていることにとても驚いている。
世間といっても、国や地方自治体の職員採用が大半で、民間では「パソナ」以外はまだ何も動きがないようだけど・・・。
つい先日も、厚生労働省が、氷河期世代限定で職員を採用するという発表があった。
採用人数は10名だそうだ。
10名・・・。
やっぱり少ないですね。
「焼け石に水」というか「スズメの涙」というか・・・。
そんな印象しか湧いてこない。
今の若い世代には公務員は不人気らしいけれど、僕たちの世代には公務員人気が凄まじかった。
一般公務員(若い人たち対象のやつ)の倍率も、今は大体3倍4倍くらいだそうだが、僕たちの頃は30倍40倍はあった。
僕も公務員になりたいと思っていて試験も何回か受けた。
けれども、全然受からなかった。
自分の頭があまり良くないというのもあるし、勉強方法も悪かったんだろう。
あと、あまりの採用人数の少なさに、どうせ無理だろうという気持ちもあった。
20代後半くらいからは、受験資格の年齢の上限をオーバーしていることと、「社会人経験者枠」での受験もどうせ無理だろうと諦めていた。
社会人経験者枠で合格する人たちは、メチャクチャ優秀なんだろうなぁと。
だから、ここ最近の氷河期世代の公務員採用の情報を見ていると、また「公務員になりたい願望」がムクムクと湧きあがってきている。
また、テキストを買ってイチから勉強するか・・・?
たった数名ほどの募集なのに・・・?
厚生労働省以外の官庁や、地方の出先機関なども募集を始めるとなると、数十名くらいには到達するかもしれない。
でも、また応募が殺到するんだろうなぁ。
なんせ、僕たちの世代の公務員人気は凄いから。
で、この間、書店で公務員試験用の参考書を立ち読みしてみた。
公務員試験では、「数的推理」「判断推理」という科目がある。
数的推理は算数のような問題が出題され、判断推理はパズルのような問題が出題される。
小学生の頃に勉強した「速さ」や「食塩水の濃度」のような問題だ。
僕はこの科目が大の苦手で、大大大キライだ。
どれだけ勉強しても解けるようにはならなかった。
一問を大体3分くらいで解いていかないといけないんだけど、10分から15分くらいは余裕でかかっていた。
他にも、世界史や日本史、地理や思想なども出題される。
これらの科目は楽しみながら勉強できそうな気がするんだけど。
数的推理や判断推理はできるようになる気がしない・・・。
ネットでは、
「今さらこんな対策をしても遅い。」
「対策をしてますよ、という国のアピールにすぎない。」
という意見がとても多い。
そして、
「今さら公務員試験を受けようという気力も体力もない。」
という意見も。
「今さら対策をしても遅い。」という気持ちも分かる気がする。
でも、今まで過ぎてしまった日々は取り返すことはできないし、僕はこれからも死ぬまで生きていかなければならない。
だったら、これからの残りの人生を少しでも良いものにしたいと思う。
公務員になれるのであれば、少なくとも「今より」は良い環境になることは間違いない。(パワハラや人間関係のことは今の時点では分からないが。)
だから、少しでも人生を良くする可能性のあるものには挑戦したいと思う。
それが、ただ単に国がアピールしたいだけの対策だとしても、掴み取れるのであれば掴み取りたい。
幸いなことに「気力」だけはある。
「体力」は、ないね・・・。
ただ、募集人数がね・・・。
「就職氷河期時代」の再来って感じの倍率になりそうですね。