ナイーヴ通信

繊細で敏感すぎる男の日常や考えていること、好きな物について語るブログ。ゲームと書籍をこよなく愛す。ちなみに氷河期世代の非正規労働者。

【喜】名作ADV「ファミコン探偵倶楽部」がNintendo Switchに降臨!ADVゲームについて想うこと。

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こんにちは!ナイーヴです。

 今月9月5日にNintendo Directが配信されました。

その動画を見て一人で狂喜してしまった。

 

何に狂喜したのかというと

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者」

ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」

この2つがNintendo Switchでリメイクされるという情報が出たからだ。

 

この作品は1988年に任天堂が販売したコマンド選択式のアドベンチャーゲームだ。

ちなみにコマンド選択式アドベンチャーゲームというのは、今はもうメッキリ少なくなったゲームジャンルである。

ゲーム画面は1枚絵のグラフィックで描かれており、大抵右側に、「ばしょいどう」「きく」「しらべる」といったプレイヤーが選択できるコマンドが配置されている。

で、決まった順番に従ってある場所に訪れたり、怪しい場所を調べたり、登場人物に話を聞いたりして謎を解き明かしていく(事件を解決していく)というものである。

 

こういったアドベンチャーゲームは、僕が小学生の頃は、大変人気のゲームジャンルだった。

 

僕が一番最初に触れたのは、エニックスから発売された「ポートピア連続殺人事件」(1983年 エニックス)である。とても有名なゲームで、今の若い人は知っているか知らないかは分からないが、僕と同年代ならば絶対に知っていると言っても過言ではない作品だ。

ドラクエで有名な堀井雄二さんが、ドラクエよりも以前に製作したゲームだ。

グラフィックもチープでゲーム音楽さえない。

あるのは会話の時の「ポポポポ・・・」という音だけだったが、それが妙に怖かったのを今でも覚えている。

 

他にも、「オホーツクに消ゆ」(1987年 エニックス)もよかった。

北海道を舞台にした殺人事件を捜査していくゲームで、出てくる場所は「釧路」

「網走」「摩周湖」「屈斜路湖」「ウトロ」「札幌ススキノ」などなど・・・。

このゲームをプレイしてからは、今まで北海道なんて興味もなかったのだが、それからは2年くらいずっと、親に「北海道に連れていけー。」とせがんでしまうほどの北海道好きになってしまった。

1枚絵のグラフィックながらも臨場感が抜群で、本当に自分が北海道に降り立って捜査をしている感覚になった。

ちなみにその後は刑事に憧れるという・・・。

本当に影響されやすい人間だこと。

 

まだ他にも、「さんまの名探偵」(1987年 ナムコ)や「京都龍の寺殺人事件」(1987年 タイトー)などがある。

さんまの名探偵」は「明石家さんま」以外にも、「横山やすし」「島田紳助」や

今いくよくるよ」や「オール阪神巨人」など、吉本の重鎮が勢揃いしている。

なんかこう書くと「クソゲー」っぽいけれど、内容は本格ミステリーだった。

ほとんど忘れてしまったけど、クリアした後の達成感がスゴかったのを覚えている。

 

「京都龍の寺殺人事件」は推理小説家の「山村美紗」がシナリオを手がけた作品だ。

こちらは途中でやめてしまったんだけど、雰囲気はよかった。多分途中で詰まってしまって放置したんだろうけど、普段ゲームに全く興味を示さなかった父親が一緒にプレイしてくれたということがとても嬉しかった。

 

で、「ファミコン探偵倶楽部」である。

こちらは任天堂ファミコンディスクシステムで発売したアドベンチャーゲームである。ディスクシステムとは、ファミコンのロムカセットよりも容量が大きい、フロッピーディスクのような媒体でゲームがプレイできる機器である。

ファミコン探偵倶楽部」は前編と後編に別れており、1枚には収まりきらなかったというところも当時は画期的な感じがした。

そして前編をクリアしてから、後編の発売まで期間が空くという。

これにはジラされたよ。

 

ファミコン探偵倶楽部」は「消えた後継者」編と「うしろに立つ少女」編があるんだけど、僕がやりたいのは「消えた後継者」の方である。

 

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者」の舞台は主人公の少年が山奥のひなびた「明神村」での殺人事件を捜査し事件を解決するというものだ。

その明神村だが死人の蘇り伝説があったり、旧家である綾城家一族が村の権力者であったりと、横溝正史くささ満載!オカルトとミステリーが見事に融合している作品だ。

 

ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」もオカルトとミステリーが融合した作品でこちらもとても面白かった。

舞台は「うしみつ高校」という学校で、その学校に通う女子生徒が死体となって発見されることに端を発する。

うしみつ高校には「うしろの少女」という怪談話が言い伝えられており、この怪談話が過去の事件などとも絡みあってストーリーは見事なものだった。

 

それにしてもこのゲーム、主人公の少年が事件現場を我が物顔で捜査したり、関係者に「アリバイは・・・?」などと聞き込みをしたりするのが、今となってはちょっと笑えるところではある。しかも警察官が見落とした証拠をたかが15歳の少年が見つけるなんて。それをいったら「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」もなんだけどね。

 

なぜ僕が「消えた後継者」の方に期待しているのかというと、「ひなびた山村」や「集落」、「村に伝わる言い伝え」や「伝承」、「落ち武者」や「旧家・名家」といった横溝チック、金田一チックなものに目がないというのもあるんだけど、小学生の時以来だからである。

「うしろに立つ少女」の方は、ファミコンディスクシステム版をクリアし、スーパーファミコン版もクリアし、3DS版もクリアした。 

だからもう十分という気がする。

ちなみにゲームボーイアドバンスに移植された「消えた後継者」と「うしろに立つ少女」も購入したが、さすがにグラフィックがショボすぎて途中で断念した。

 

なので、綺麗にリメイクされた「消えた後継者」は本当に嬉しい限りだ。

はるか昔の30年前のゲームが綺麗なグラフィックでできるなんて・・・(喜)。

ただ心配なのは、果たしてコマンド選択式のゲームが今の自分に楽しめるのだろうかということ。コマンド選択式のアドベンチャーが人気だった時は楽しめても、今やってみるとガッカリ・・・なんてこともあるかもしれない。

現に昔はアクションゲームが大嫌いだった僕が、今は多少のアクション性を求めているくらいなのだから・・・。

 

ともかく2020年に発売されるこの2作品の発売を首をながーくして待ちたいと思う。

それでは!